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BUMAX 高強度ステンレスボルト(スウエーデン製)

ステンレスボルトは耐食性を重視するあまり、強度の面では同サイズの鋼ボルトに比べ、大変低い引張強度(耐力)を強いられてきました。

その結果、構造設計者は必要以上に大きなサイズのボルトを選ぶか、必要以上に多い本数のボルトを使用して強度面でのマイナスを補ってきました。

 

1660年創業のスウエーデンのBUFAB 社は、いち早く1926年にはステンレスボルトの製造を開始。以来90年、独自の製造技術を発展させ、ついに『耐食性と高強度を併せ持つ』BUMAX を完成させました。

 

BUMAXステンレスボルトは耐食性を高めるために「錆の原因と成る炭素含有量を通常のステンレス鋼に比べて1/3程に抑え」、同時に「あらかじめ20%~30%のリダクション(絞りによる線径減少)を掛けた線材を鍛造加工する二重の加工硬化」によって『鋼製の高強度ボルトに匹敵する高強度と、耐食性を併せ持つ究極のステンレスボルト』の開発と量産に初めて成功しました。

 

 

BUMAXボルトの優れた特性

高強度 【SUS304(A2-50)の4倍、SUS316(A4-70)の2倍の耐力】

あらかじめ20%~30%のリダクション(絞りによる線径減少)を掛けた線材を鍛造加工する 二重の加工硬化によってSUS304の4倍、SUS316の2倍の耐力を保証する高強度ステンレス ボルトです。

BUMX10.9ボルトを使うことでSUS304(A2-50)の20ミリ径のボルト設計を BUMAXでは10ミリ径まで小型化でき、重量比で4分の1の軽量化を達成しました。

強度区分8.8クラスと10.9クラスは標準在庫品で、12.9クラスは受注生産となります。

ネジの小型化や使用本数削減を通じて、締付け工程を含むコスト低減にも大きく貢献します。

耐食性 【SUS304比で10倍、SUS316比でも3倍の耐食性】

BUMAXボルトの原材料 316L HiMoは錆の発生原因と成る炭素(C)含有量をSUS304 (A2-50)比で 60%減の0.03max (Bumax 88/109)に抑え、反対にモリブデンの比率を高めた高耐食用の特殊材料です。

海洋環境での10年テストでも腐食の発生は無く、20%の硫酸腐食試験でもSUS316と比べて3倍の耐食性を 有する圧倒的な耐食性を保証します。

耐熱性 【大気中の最高使用温度600℃を保証】

通常のSUS304(A2-50)の使用可能温度はは400℃までですが、BUMAXは50%アップの600℃です。

強度を高める目的で熱処理をしたマルテンサイト系のステンレスボルトの最高使用温度はBUMAXの 3分の1の200℃に設定されています。

BUMAX「高強度」ステンレスボルトは「高耐食性」だけでなく「高耐熱性」も併せ持つ究極のステンレスボルトです。

非磁性 【非透磁率1.007 ➡SUS304(A4-70)比で約60分の1】

透磁率が1.000に近ければ近いほど非磁性と言えます。

(いわゆる磁石に付かない)SUS304(A-70でも)透磁率は 1.400で、BUMAXの透磁率1.006(約60分の1)が如何に優れているかが分かります。 

非磁性環境を必要とする各種 精密電子機器などに安心してご使用いただけます。

難・焼付き性 【摩擦係数はSUS316の50%以下】

原材料の線材時点とボルト成型時の2回にわたる加工硬化工程を経たBUMAXの表面は通常のステンレス ボルトに比べて粗さが少なく、摩擦係数も極めて低くコントロールされています。

(SUS316比で50%以下) ステンレスボルトの問題点の一つ、「締付け時の焼付き」が起こりづらいのもBUMAXの優れた特性の一つです。

低コスト 【高価なニッケルやコバルト合金を安価なBUMAXへ】

今までは耐食・耐熱性を落とさずに高強度ボルト締付け設計を行う場合、A286やINCONEL716等の高価な ニッケル合金を使わざるを得ないのが実情でした。

純度の高いスウエーデン鋼 SUS316L HiMoを原材料を 特殊加工するBUMAXは高価なニッケル合金鋼ボルトの代替品とのしての選択肢に成り得ます。

小箱単位で在庫販売され、価格面でもコスト低減に効果を発揮します。

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